今年は、誰もが新型コロナウイルスの影響を受けたと思います。
私も、今年開業2年目に入り、対面による営業活動を強化して行こうと考えていた矢先に、コロナの影響によって、自粛せざるを得ず、元々大した売上ではないものの、それでも影響を受けてしまいました。
政府による全国民に対し10万円を一律給付する「特別定額給付金」、昨年の売上と比べ、50%以上の売上が減少した事業者や個人事業主を対象とした「持続化給付金」など、様々な経済対策が実施されています。
総務省のホームページに記載されている特別給付金の申請の案内
経済産業省のホームページに記載されている支援策について
実際に、私が申請を行った「特別定額給付金」と「持続化給付金」について、書いてみたいと思います。
まず、「特別定額給付金」は、私自身と、兄2人の成年後見人として、合計3人分を申請しました。
私自身は、マイナンバーカードを、行政書士登録する前に、取得していましたので、マイナンバーカードでインターネット上から、申請を行いました。
マイナンバーカードの一番の落とし穴は、パスワードをしっかりと覚えているかどうかだと思います。市役所でカードを取得する際に、パスワードを設定するのですが、自宅インターネット用とコンビニ等で住民票を取得する用のパスワードを、それぞれ違うものに設定できるのです。
私の場合は、パスワードを忘れがちなので、ちゃんと記録したメモを保存していましたので、特に問題なく、5月11日に申請は完了しました。申請直後に、受付完了通知のメールが届きましたが、その後、入金があった6月4日まで、何ら連絡はありませんでした。そして、郵便で振込完了通知のはがきが届いたのが、6月30日でしたので、いつ振込まれるのかと心配になるのは、無理のないような気がします。
ただ、最近、インターネットの記事で知ったのですが、尼崎市の場合、申請用紙に、記載されている「A01234567A」という8桁の数字を入力すると、どの段階なのかを知ることができるサイトがあることを知りました。
特別定額給付金の申請処理状況について
市役所から、定額給付金の郵送方法での申請用紙が届いたのは、6月1日です。長兄分は、「健康保険証」「通帳」「(成年後見の)登記事項証明書」「申請代理人である私の運転免許証」のコピーと、申請書を一緒に郵送で提出しました。上記のサイトで申請状況を調べたところ、6月15日に受付で、7月1日に振込予定になっておりました。
私の場合は、自宅のプリンターがコピー機能を備えていますので、必要な書類のコピーをすることは容易ですが、ご高齢者などは、ハードルは高いものだと思います。
次に、持続化給付金ですが、こちらは、郵送での受付はなく、全てオンライン申請になります。
まず、必要書類を確認すると、私の場合は、昨年開業したので「開業届」及び「確定申告書」の税務署の控え印が押されたものが、必要と判明しました。
昨年、税務署に開業届を提出しに行った際に、控えの書類をプリントアウトをせずに行き、税務署で「原本だけで受付はできますが、控えは必要ないですか?」と言われ、使うこともないと思ったのが間違いでした。また、確定申告は、毎年郵送で原本だけを送付し、済ませていましたが、これまた失敗でした。
しっかりとした申請マニュアルを作成していただいたいたので、税務署の印がない場合の対処法通り、それぞれ申請書を作成し、必要な印紙を貼付して、税務署に請求することができます。
確定申告の書類は、1週間以内に送付されてきましたが、開業届は申請書類の開示請求という仰々しいもので、送付までには1ヶ月掛かりました。
すべての書類が揃った6月11日に申請を行いました。大凡、2週間ということを聞いていましたので、気長に待つことにしました。
6月22日朝5時過ぎに、メールが届き、中身を見ると、次のようなことが書いてありました。
朝5時にメールが届くということは、この時間も作業しているのかという驚きと、やはり時間が掛かるものなのかなという印象を持ちました。ただ、私の場合は昨年開業という特例だけのようで、実際には、当初の予定時期の6月25日には振込がなされました。
申請をされる方々も慣れていないと大変だとは思いますが、申請を受付ける側の大変さも理解して、できる限り見易く申請することも大切なのかなと思いました。
当事務所では、給付金申請などで、どうすれば良いのかよく分からない場合のご相談や代理申請も行いますので、お気軽にご相談ください。
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