最近、銀行が経費削減や業務の効率化を目的として、支店の統廃合や、ATMの台数を減らしていることを目の当たりにします。
また、一定期間、取引がない口座や紙の通帳を使っている場合は、手数料が課されるというお知らせを見かけることがあります。
時代の流れとして、紙の通帳をなくし、現金ではなくスマホのアプリやカードによって決済を行わせる動きが活発化しているのは仕方がないと思います。
私自身、複数の銀行口座を持っていますが、基本的にはweb通帳を利用しています。
web通帳などは、ログインIDやパスワードさえ分かれば、わざわざ銀行に行かなくても、口座残高を知ることができて便利です。ただ、本人しかIDやパスワードが分からないように設定していると、その本人が亡くなってしまうと一体口座残高がいくらなのか、全く把握できないという問題もあります。
更に、ウイルス対策ソフトなどを使ってなかったり、フィッシングサイトなどで、迂闊にIDやパスワードを入力してしまうと、悪用されてしまう危険性は、十分にあります。
ただ一つだけ言えることは、銀行の手数料強化の動きを考えれると、普段使っていない口座や残高が少ない口座は、早い段階で取引を終了してしまい、できる限り、銀行口座は少なくしておくことが良いと思います。
実際に、相続手続きを行った際に、預金通帳にはかなりの残高が記載されていても、引き出されてしまっていて、実際の残高と、かなりかけ離れていたり、通帳だけを頼りに銀行に行くと、本人でさえ忘れ去ってしまっているだろうという休眠口座が見つかったことがあります。
また、web通帳やネット銀行等へ切り替えてしまうこともいいですが、スマホのアプリだけで管理してしまうと、いざどこの銀行と取引があるかを把握することが難しくなってしまうことがあります。そのような場合も、キャッシュカードが必ず発行はされているはずですので、万が一のことが起きた場合でも、容易に分かるように保管しておくことや、メモで取引金融機関の情報を書き出しておくことが大切です。
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