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執筆者の写真小森智文

霞が関 原則FAX廃止

 河野行政改革担当大臣が、今月中に霞が関でのFAXを原則廃止するよう、各府省に指示したとのニュースがありました。


 この指示の中で、メールなどへの切り替えがなされていますが、当然のことと思います。メールの方が、複数同時送信をするのも早いですし、未達先の確認も容易ですし、転送したとしても、文字が潰れたり、見にくくなったりしません。

 

 私の事務所にもFAXを設置していますが、利用頻度も低く、画質も悪く、早く廃止の方向性を示してくれないかと思っていましたので、このニュースは、いい方向性を示してくれたと感じました。

 実際には、全官公署や民間などでの廃止には、更に時間はかかるのでしょうが、前時代的なものの廃止へ、一歩前進したと思います。


 次に着手していただきたいのは、「0570」という有料電話番号の廃止です。

 ワクチンの電話予約が始まりましたが、この予約の電話番号も「0570」のナビダイヤルというものです。携帯電話でかけ放題に入っていても、この「0570」で始まる番号にかけた場合は、発信元が割高に設定された料金を支払わなければなりません。

 携帯料金が高いと指摘しておきながら、一方では、こんな不要なものを使うのは、理解できません。


 auなどの携帯電話サービスを提供するKDDIが、注意喚起文をインターネット上に公開しています。


 人件費の掛かる電話業務を受けたくないがための施策かもしれませんが、発信者側が理不尽に、より高い料金を支払う必要性があるのか、わからないようなものは、官公署や企業側も利用しないで欲しいと思います。

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